精神病院に入院するとどうなるか?

この記事は約20分で読めます。

九条です。

知っての通り、精神病院に入院しており、数日前に退院しました。

精神病院での入院生活ですが、大変人生経験になった面があります。

今回の記事は、入院に至った経緯と、精神病院がどういうところかということと、入院の感想を書きたいと思います。

入院に至った経緯

Twitter にも少し書きましたが、実は私は司法書士試験合格証書を持っていません。

司法書士試験に合格していないという話ではありません。合格はしているのです。

しかし、合格発表とほぼ同時期に精神疾患を発病し、合格証書を受け取ったはいいものの、錯乱状態に陥り、自らの手で破り捨ててしまったのです。

これは自宅で夜中の出来事でした。

ですが無事に、合格証書は再発行してもらえました。再発行してもらった書面が、合格証明書という合格証書とはまた違う書面であり、ショボいです。

※再発行に至るまでの経緯がまた人によっては面白い話になるかもしれませんが、それはまた別の機会に記事にしたいと思います。

今回、また合格証明書(再発行してもらった方の書面)を破り捨てたいという衝動に夜中に襲われました。精神的に不安定になって自傷する方がいますが、それに近い心情かもしれません。

そして、それを Twitter に「今から合格証明書を破り捨てます!」みたいな感じで、書き込んでしまいました。

結局実行はしなかったのですが、ヤバいと思いました。

合格証明書は、登録する気がないので、もはや紙切れにすぎませんが、こういう心理状態にあると、たまたま今回は合格証明書に加害の矛先が向きましたが、自分や他人に向く可能性もあります。

私は、ブチ切れた時、物に当たりやすいのですが、自分に向けば自傷や自殺に至る可能性もありますし、他人を傷つける恐れもあります。

この他、理由もなく、刃物(ナイフ)を購入するといった行動を起こしてしまいました。

これはいよいよヤバいと自分で思ったので入院することにしました。

私は、情緒不安定になるとSNSにヤバい発言を書き込む癖があるのですが、入院しておけば、それも防ぐことができます。しかし、まったく教材開発ができないのも困るので、パソコンとスマホは持ち込ませてもらいました。そして、もしヤバい衝動が出たらすぐに没収してほしいとお願いしました。

入院に至る前の経緯

さて、入院に至る直接の経緯の前の段階のお話もあります。

こちらの記事に詳しく書いてあります。

(参考記事)近況報告-2022年8月13日-「年収10億狙います。」

私はずっと司法書士試験の教材アプリを開発したいと考えていました。しかし、その一方では、司法書士試験が原因で破滅的な人生に陥った経緯があり、ずっとくよくよとそれを思い悩んで実行に移せずにいました。

しかし、さまざまな経緯があり、それを実行に移す決意ができました。「もう迷わない!」と思いました。

その一方で、私には本業があります。

司法書士試験の教材を作ることは、司法書士試験を受験するのと同じぐらいの苦難の道となります。兼業でやるとするならば期間を要するというもどかしさもありますし、専業は、受験と同じで失敗した時に人生が詰むかもしれないという問題もあります。

私は、司法書士試験で専業を選びましたが、何か大きなプロジェクトに打ち込むときは、専業でないと難しい性格です。固定した収入があると楽な方に流れてしまいます。背水の陣でないと本気が出せない性分なのです。

また、私は、この教材で年収1億を達成するということを本気で想定しています。

仮に、年収1億を達成できるとします。専業でアプリを作ったとしたら、1年で開発できるとしたところ、兼業でやったら2年かかるとするとどうなるでしょうか?兼業でやることで1億円の損害になります。このことから非常に強いもどかしさを感じるようになり、本業にストレスを感じるようになりました。

教材開発を本気でやるという決意ができるまで、会社後継者になるとか、フリーランスのエンジニアになるとか、そんなヴィジョンもあったのですが、そういう想いはすっかり無くなってしまい、教材開発をとにかく成功させたいという気分になりました。

それと時を同じくして、仕事そのもののストレスも強くなりました。

今までパートタイムということで、あまり責任のある仕事を任せてもらえず、指示通りにコーディングするだけでもよかったのですが、例えばお客さんと会って積極的に動くようなことも、職場から求められるようになりました。これが非常に重荷になっていました。

また、私は週3のパートタイムなのですが、繁忙期は週5になる場合があります。今回も繁忙期ということで、週5勤務の可能性が出ていて、これも大きなストレスになっていましたし、何より、週5勤務だとすると、教材開発の時間が取れません。

これらに加えて、細かいことを指摘されるようになりました。前の会社はブラック企業でしたが、仕事中にサボって関係ないサイトを閲覧していたとしても咎められないような社風があリました。上司に至っては仕事中に堂々とゲームをしていました。こういう行為を今の会社で咎められるようになり、今まで咎められたことがなかったので、これも大きなストレスになりました。

こうしたストレスの積み重なりから、既に説明した通り、合格証書を破り捨てたいという衝動に駆られるという問題が起きた可能性があります。

ところで、精神疾患に罹患すると、薬の力で寛解させることはできるのですが、寛解しても、ストレス耐性が著しく低下するのではないかと思いました。

朝、起き上がれずに会社を休みがちになり、休んでは精神科に駆け込むということを繰り返すようになりました。そういうことをしているうちに、合格証書を破り捨てたいという衝動がでてしまい、いよいよ入院を決意したという経緯です。

また、この時期にちょうど、傷病手当という制度を知ったのですが、この制度を利用すれば、教材開発を専業でしつつお金を得ることができます。そのため、もはや会社にいるメリットはないと判断し、会社を辞める口実を作るために、少々狡いのですが、入院を決意した面もあります。

入院にあたっての注意

まず、精神病院への入院については、いわゆる任意入院と強制入院があります。

私の場合は、任意入院だったのですが、任意入院の場合、入院したいとなってもすぐには入院させてもらえません。私の場合は、1週間程度自宅待機になりました。

鬱がひどいせいで掃除ができず、家が大変散らかっていたので、この時に、自分を奮い立たせ、片付けをしました。

次に、入院前に検査があります。これは肉体面の検査で、胸部X線や、CTスキャン、心電図、血液検査などを行います。ここで異常が見られた場合は、軽微なものであれば大丈夫ですが、程度によっては入院を断られることがあります。

これは病院によると思いますが、入院中は他の医療機関を受診できません。受診した場合、10割負担になると言われました。やむを得ず入院中に慢性疾患で精神科以外の薬が必要な場合は、入院中に限り、精神病院で処方してもらうことになります。

私も血液検査に異常があり、内科薬を入院中に限り、精神病院で処方してもらうことになりました。

また、これも病院によると思いますが、一度入院すると、一定期間は再度入院ができません。入院期間の上限も決まっています。そのため、努力ではどうしようもない部分もありますが、入院した以上は、きっちり治さないといけないと思いました。

いざ入院!

さて、いざ入院の日がやってきました。

入院の際には、前もって入院のしおりを渡されます。それに沿って必要な荷物を用意して、行きました。

まず、いろいろな契約書や同意書を書かせられます。至って常識的な内容なのですが、一項目想定していなかったものがありました。

それは他の入院患者との連絡先の交換が禁止になっていることです。

これは、後々トラブルにつながることがあるせいで、これを守らない場合でも病院を追放にはならないそうですが、「トラブルになった場合は自己責任となります。」という同意を取られます。

次に、持ち物検査を受けます。刃物のような危険物を持ち込んでいないかをチェックされるというわけです。もちろん持ち込んでいないので、これは問題なく通過しました。

なお、患者の病状によっては持ち込みに強い制限がかかる場合もあるそうです。例えば、パソコンやスマホのような通信機器は持ち込めないとか、自殺に使える紐類は持ち込めないという場合があります。

私の場合、そういう制限は比較的緩く、パソコンもスマホも持ち込めました。

なお、私の親がそう思っていたのですが、精神病院というと、鉄格子をはめられ、ベッドに縛られて、薬を打たれて眠らせられる、そういうイメージを持つ方がいますが、少なくとも任意入院の場合はそんなことはありません。

診断書「アルコール依存症」

さて、少々ショックを受けたことがあります。私の病気の診断名は「双極性障害」で、周囲に説明するときもこの病名を名乗っています。しかし、診断書を見ると「双極性障害」に加えて「アルコール依存症」が追加されていました。

実際に、酒をたくさん飲んでいて、それを医師に申告していたのですが、そのせいで血液検査に異常が出ていました。ガンマGTPが高く、基準値が50程度なのに、実測値が400以上あった時期もあります。この結果を告げられても、酒をやめられず、血液検査で異常が出ているのに酒をやめられないのは、もう依存症と言う他ない、と医者に宣告されました。

これには少しショックを受けました。

入院生活はほぼホテル

さて、精神病院の状況なのですが、個室のため、ほぼホテルと同じです。毎日お風呂にも入れますし、コインランドリーもあります。むしろ、部屋が非常に広く、自宅やホテルよりも快適なぐらいでした。

いっそ、住民票の住所を精神病院移してしまえないか?と思ったほどです。

なので、教材開発も進めて、入院中に体験版まで出すことができました。

これは任意入院なのか、強制入院なのかによっても違うそうです。また、入院患者によっては持ち込み品や病院内での行動に制限がある場合もあるようです。

ホテルとの違い

精神病院とホテルの違いを説明します。

  • ゲートに鍵がかかっている。(持ち物検査がある。)
  • 部屋に鍵かけられない。
  • 消灯や点灯の時間がある。
  • お風呂や外出に時間制限がある。
  • 看護師さんが定期的にやってくる。
  • 服薬チェックや健康チェックがある。
  • 郵便物を受け取れない。
  • 食事療法がある。
  • 作業療法がある。
  • 他の患者との交流がある。

また、ホテルとの違いというより、入院と通院との違いですが、入院した方が診察の機会も増えて、医師ともたくさんお話しできます。

順に説明します。

病室のあるエリアとエレベータとの間に、ゲートがあって、鍵がかかっています。これは看護師の許可がないと開錠してもらえません。その代わり、病室のあるエリアは好き勝手に動き回ることができて、コミュニティスペースのようなものもあり、病室の外で他の患者と交流することもできます。

開錠するのに許可がいるということは、当然、外出や外泊にも許可が要ります。これは、私のように比較的安定(?)している患者の場合は、無審査で許可が下りることが多いです。

また、ゲートから再入室する際は、持ち物検査があります。危険物を持っていないかチェックするというわけです。

ゲートに鍵があるのに、部屋には鍵がありません。そのためセキュリティに難があり、まれに他の患者が侵入してくることもあるそうです。離席する際は、貴重品は鍵付きのロッカーに収めるように言われます。

他の患者が徘徊していることがあり、例えば、重症の患者が私の部屋のドアを勝手に開けて、私が部屋にいる間に私の部屋を覗き込んでいたことがありました。すぐに立ち去ったので通報はしませんでしたが、少し怖かったです。

消灯や点灯の時間が決まっています。消灯時間を過ぎても電気スタンドがあるので、起きて本を読んでいたりすることは可能ですが、あまりに夜更かしすると看護師さんからクレームが付く場合がありました。

お風呂や外出可能時間もいつでもいいというわけではなく、昼間に制限されています。これは、特に不便には感じませんでした。

看護師が定期的にやってきます。いろいろな用事があるのですが、多いのでは服薬チェックと健康チェックです。入院患者の中には薬をOD(オーバードーズ)する人もいるので、それを防止するため、服薬は看護師が管理します。また、排便や排尿の回数を聞かれたり、検温、人によっては血圧測定や体重測定もあります。

この他、いろいろな理由で看護師がやってきます。お風呂の予約を聞かれたり、変わったことがないか聞かれたり、診察や作業療法に呼ばれたり、部屋にいるかをチェックされたり、寝る時間が遅いと注意されたりします。

こういうと非常に悪いですが、これが少々鬱陶しく感じました。知っての通り、入院中は教材開発をしていたのですが、看護師が鬱陶しく集中できないと感じたことがありました。

郵便物を病院宛に送ることが原則としてできません。外出はできるので、定期的に自宅に戻り郵便物が来ていないかチェックする必要があります。また大きい商品を Amazon で注文したような場合は、近所のコンビニまで届けてもらい、コンビニまで取りに行く必要があります。それか、家族に面会の際に差し入れてもらうという手もあります。私の場合、入院中に将棋が流行し、将棋盤を注文したのですが、それをコンビニに届けてもらい、コンビニまで取りに行きました。

以降、個別に章を立てて説明します。

食事療法がある。

栄養バランスの良い食事が提供されます。

私の場合、血液検査の結果が非常に悪く、そういう人向けの制限食があるのですが、制限食になりました。具体的には、中性脂肪の値が異常に高く、高脂血症用の食事が提供されました。

他の患者は揚げ物を食べていたようですが、高脂血症用の食事では揚げ物は一切出ません。

この他の検査結果もめちゃくちゃで、尿酸値は基準値の2倍ぐらいありましたし、血圧も、150mmHg/100mmHgありました。中性脂肪も基準値2倍を超えていて、多い時では、基準値の20倍(基準値150mg/dlに対して、実測値3000mg/dl。)ぐらいあった頃もあります。

あと、当然ですが、酒は飲めませんし、持ち物検査で弾かれます。アルコール依存症の診断が出ていたことを述べましたが、この食生活を続けているうちに、ガンマGTP(肝機能)はどんどん良くなっていきました。

ただし、売店があり、間食は自由です。せっかく制限食でも、完食すると意味がないわけですが、私も間食をやってしまいました。(売店に行かなくても、外出してコンビニに行くこともできます。)入院中に、シクレストという抗精神病薬が追加になったのですが、これが空腹感を感じ易くなる副作用があるようです。

とはいえ、入院してから退院するまでに体重が6kg以上減少し、ダイエットに成功しました。

作業療法がある。

治療の一環として作業療法というものがあります。これはレクリエーションのようなもので、いろいろなことをやるのですが、他の患者との交流もできます。

ちなみに、参加は自由なのですが、参加しないと医師から「参加していないようですが、体調悪いですか?」と聞かれてしまいます。

作業療法では、具体的には次のようなことをします。

  • 革細工
  • 編み物
  • ビーズ細工
  • 書道
  • 読書
  • 将棋、トランプ
  • 運動(散歩)

何をやらないといけないと明確に決まっているわけではなく、自由に活動できます。ただし、革細工と、編み物、ビーズ細工は、設備が必要なことから、開催曜日が決まっています。

革細工というと、イメージできない方もいるかもしれませんが、大雑把に言うと、革に鉄槌でスタンプを打ち込んで好きな模様を作り、色を塗るというものです。これで、コースターや栞を作りました。

また、編み物では、ぬいぐるみを作ることができて、これを家族へのクリスマスプレゼントにしました。

書道では、何を思ったのか、私は「奴隷」という文字を書いてしまい、周囲の人に爆笑されてしまいました。

散歩として屋上に出ることができますが、自殺防止策は万全にされていています。柵の上に網が張り巡らされていて、柵をよじ登って飛び降りはできないようになっています。

修学旅行気分

さて、入院初期の頃は、やや孤独感を感じていました。

周りは他の患者と交流しているのですが、私はそれに入れず、周りが笑い声を上げるたび、私の学歴を嘲笑っているという軽い被害妄想が出現してしまいました。

ある日、勇気を出して、年代が同じぐらいの同性の入院患者に話しかけてみました。

そしたら、意気投合して話が弾み、夜に任天堂スイッチでゲームをすることになり、大変盛り上がりました。私も含めて4人ぐらいの患者で一緒に行動して遊ぶようになりました。

気分的には、中学の修学旅行に似ています。ホテルで夜中に友達同士でアナログゲームで盛り上がるというのは修学旅行のノリです。正直、「大人になってからまたこの修学旅行気分を味わえるなんて、入院生活はなんて素敵なんだ!」と感動しました。

それと、将棋にもハマりました。私はツイで、香川愛生さんの話をたまにしますが、他の患者と香川愛生さんの話もしましたし、将棋盤と駒も購入しました。また、実現しなかったのですが、将棋には4人でできる四人将棋というルールがあります。これをやってみたかったのですが、将棋セットを2つ揃えるのが間に合いませんでした。

修学旅行気分から一転

修学旅行気分だと浮かれていたところに、衝撃的なことが起きました。

LINEでリア友にも、「精神病院に入院すると修学旅行気分になれるよ、君も病んでみなよ。」と冗談を言っていた矢先のことです。

一緒に将棋を打っていた他の患者の方が、突然発狂したのです。

発狂というとイメージが湧かない方もいるかもしれませんが、会話の途中で、幻覚が視え始めたらしく、途中から自分自身の視えている幻覚と会話を始めたように見えました。そして、話の内容がどんどん支離滅裂になっていきました。

これはやばいと思って、私は看護師に通報しました。

その後、その方は自室に連れて行かれたのですが、自室で「ギャー!!」という耳をつん裂くようなおぞましい悲鳴を上げていました。

これは、いろいろな意味で強い恐怖感を感じ、戦慄しました。修学旅行気分から一転、自分が精神病院に入院しているという現実を突きつけられた瞬間でした。

いろいろな意味で、というのは例えば、自分も一歩間違えば、ああいう風になるという恐怖感も含まれます。その他、もしその患者が危険物を持っていたらどうなっていただろうとも思いました。

また、もうひとつ衝撃的な話を聞きました。

強制入院になった患者は、通称隔離と呼ばれる部屋に入院することになるのですが、とにかくヤバいという話を聞きました。これは実際に行かないと分からないようです。幸いにも、私は隔離には行っていないのですが、隔離にいた方からお話を聞くことができました。

隔離では、部屋に監視カメラが設置されていて、部屋の出入りも自由にできません。部屋の床に食事を差し入れるための小窓が付いているそうです。患者によってはあまりに暇で、食事を差し入れるための小窓から声を出して、隣の入院患者としりとりをして遊ぶ人もいるらしいのです。

そして、しりとりをしていたとお話ししていた入院患者がいたのですが、なんと恐ろしいことに、「そのしりとりは、しりとりをしている気がしているだけで、自分自身の幻聴としりとりをしています。」と医師に指摘されたそうです。

この話を聞いた時も戦慄しました。

悲鳴が聞こえる。

この入院患者以外にも、精神病院には悲鳴を上げる方がいます。

私の病院は1Fが外来、2Fが任意入院病棟、3Fより上が隔離になっています。要するに、上の階へ行くほど重症になるのですが、上の階の患者が暴れたり、悲鳴を上げたりするのたまに聞こえるのです。

これも最初のうちは恐怖を感じました。

慣れてくると、「ああ、またあいつの声が聞こえるわ(笑)。」という感じになるのですが、それでも、一緒に将棋を打っていたときに発狂した患者の悲鳴には慣れることができず、笑えないと思いました。

入院中に他の入院患者に好意を持つことも

男女が共同生活していてコミュニティスペースまであって、作業療法したり、ゲームしたり、ということになれば、恋愛感情が出てくることもあります。実際に私の周りでもそういうことがありましたし、私も気になる異性ができてしまいました。

やはり、良くないことだと理性では分かっていても、私も、人間である前に、生き物ですので、そういう感情を一切持つなというのが無理というものです。

私の場合、結局、好意を告げることもできず、連絡先を交換することもできず、お相手が先に退院してしまいました。正直、外見と雰囲気が私の好みだっただけで、お互いのことがよく分かっていたわけでもなく、失恋と呼ぶにも値しない思い出です。

なお、先ほど述べたように連絡先の交換は禁止されているのですが、裏技があります。

そして、私はルールに反することが嫌いなのですが、ルールがあるなら、ルールの守りながら抜け穴を探すということをしてしまうことがあります。

私の場合、まず、医師に自分の電子書籍「クリスタルを無くした光の四戦士」の全文をお見せしました。そして、他の患者にこれを見せていいか?と聞いて許可を取りました。そして、他の患者に電子書籍をお見せして、「もし、俺に興味が出てきたら、この書籍のタイトルで検索をかけてくれ。」と言えばいいだけです。

これであれば、医師の許可の元で行ったことになるので、ギリギリルール違反にはならないと思いました。

電子書籍を出している人でなくても、Facebook に実名登録している人であれば、「Facebook を実名で検索して。」で済む場合もあると思います。

もはや、ルールとして意味を成していないと思いました。

入院のメリット(普段使えない薬を試せる。)

入院するメリットとして大きなものに、普段試せない薬を試せるということがあります。

例えば、抗精神病薬の中には、パーキンソン病の副作用を起こす可能性があり、QoLを著しく低下させるものがあります。また、ODする癖のある人の場合、入院中はODができないので、毒性の強い薬でも試すことができます。

私の場合、入院中に不眠に悩んでいて、いろいろな睡眠薬を試しました。印象深かったのは、ドラール(クアゼパム)という睡眠薬です。これは一度飲むと24時間以上効き続けるのですが、早朝覚醒で4時頃に目が覚めてしまうので処方されました。これを飲むと1日中眠くて、まともに活動できなくなりました。とは言え、寝れないよりは、変な時間にでも眠れる方が、まだマシだとも思いました。

この他、安楽剤(アメリカの薬殺刑に使う薬、バルビツール酸。)の処方もお願いしたのですが、これは流石に処方してもらえませんでした。

結局、抗精神病薬のシクレストが自分に合う薬だったようで、これで程よく眠れるようになりました。(ただ、退院後は眠くなり過ぎてしまうという問題が起きています。)

このシクレストという薬なのですが、狭心症患者が使うニトログリセリンと同じで、舌の下で溶かして飲むという特殊な薬になっていて、慣れるまで時間がかかります。

それと、入院のメリットとして、健康的な食生活をしたことで、肉体面(血液検査の結果等)も健康になりました。

最低限の荷物で生活できることが判明

入院してとても勉強になったことがあります。

私はとにかく持ち物が多いです。しかし、入院する際には、生活に最低限必要なものしか持ち込めません。そんな生活をしていたら、「最低限の持ち物で生活できるじゃん!」ということに気付かされました。

具体的には、衣服、スマホ、パソコンがあれば大丈夫です。今は教材開発に時間的リソースを全振りすべきですから、これにプラスして司法書士試験に関する本があれば何の問題もありません。

これ以外の生活必需品、例えば、洗剤なんかは自宅ではなく実家にもあります。

実は、実家にはもう自分の部屋が無いのですが、これだけの最低限の荷物で生活できるなら、退院した後は、部屋は要らないから、実家療養しようかということになりました。

会社をクビになる。

入院中に会社をクビになりました。

どちらにせよ教材開発で身を立てるつもりでしたので、円満に辞める口実ができて、むしろ良かったと思いました。

実は、会社がクビにするけど、また雇うことも検討するし、バイトという形で仕事を流しても良いということを、上司に言っていただきました。これを聞いた時は、本当に良い会社だったと思いましたし、辞めるのが勿体無いとも感じたのはあります。

アルコール依存症からの立ち直り

退院後は酒は飲んでいません。肝機能も正常に戻りました。

どうしても酒を飲みたくなったときのために、飲酒衝動を抑えるナルメフェンという薬を処方してもらう話もしていたのですが、その必要もなさそうです。

アルコール依存症からは完全に立ち直りました。

これも入院の成果です。

入院保険と傷病手当

入院保険と傷病手当も支給されました。

個室だったため、入院費用が高く、トントン(収支ゼロ)ぐらいに収まりました。

どちらも審査が面倒なイメージがあったのですが、簡単に振り込んでもらうところまで行きました。

ただ、傷病手当については、少し面倒な点もありました。社会保険労務士に電話相談(無料)し、いろいろ教えてもらった上で手続きしました。

入院中の通信料

入院中、1日5時間以上は通話していたと思います。電話ではなくディスコードでのネッ友との通話です。

それで、何GB使ったかというと、1ヶ月で50GB超です。

それで値段はいくらだったでしょうか?

4千円台で済みました。

楽天モバイルを使用しているのですが、通話料が安い割に不便に感じるところもなく、お勧めです。

最後に

感想として、総じて入院して良かったと思いました。

快適でしたし、楽しいこともあったし、精神面で安定したのはもちろんのこと、肉体面も健康になりました。

人生経験になったこともたくさんあります。

未だに、精神病院というと偏見が強いですが、入院を迷われている方は、一度入院を体験してみた方が良いと思います。

今回は以上です。

それではまた。

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