【司法書士試験】○○(オートマ等)だけ(のみ)で合格できますか?

Q and A

こんにちは。九条です。

今回は司法書士試験に○○だけ(のみ)で合格できますか?

というテーマについて検討します。

○○の部分には、例えばオートマシステムとか過去問題集とかが入ります。

こういうテーマで記事を書こうとした理由として、私のアクセス解析の結果があります。

本 Web サイトに検索サイトから流入する方もいるかと思いますが、次のような検索キーワードから流入している人が多いのです。

  • オートマだけ
  • 必出3300選だけ
  • ケータイ司法書士だけ

そのため、このような記事の需要は大きいのかなと思いました。

当記事の評価

0
Rated 0 out of 5
0 out of 5 stars (based on 0 reviews)
Excellent0%
Very good0%
Average0%
Poor0%
Terrible0%

今回検討する〇〇だけ

今回は次の「〇〇だけ」について検討します。

  • オートマ本編択一式だけで合格できますか?
  • オートマ本編択一式と記述式だけで合格できますか?
  • オートマシリーズだけで合格できますか?
  • リアリスティックだけで合格できますか?
  • リアリスティックとオートマ記述式だけで合格できますか?
  • 必出3300選だけ、ケータイ司法書士だけ、直前チェックだけで合格できますか?
  • 合格ゾーン(過去問)だけで合格できますか?
  • 答練だけで合格できますか?
  • 市販教材だけで合格できますか?
  • 予備校教材だけで合格できますか?

結論

先に結論を言ってしまうと次のようになります。

  • オートマ本編択一式だけ
    ⇒合格不可
  • オートマ本編択一式と記述式だけ
    合格可能(ただし非推奨)
  • オートマシリーズだけ
    合格可能
  • リアリスティックテキスト本編だけ
    ⇒合格不可
  • リアリスティックテキスト本編とオートマ記述式だけ
    合格可能(ただし、要過去問)
  • 必出3300選だけ、ケータイ司法書士だけ、直前チェックだけ
    ⇒合格不可
  • 合格ゾーン(過去問)だけ
    ⇒合格不可
  • 答練だけ
    ⇒合格不可
  • 市販教材だけ
    合格可能
  • 予備校教材だけ
    合格可(予備校による)

詳しい理由

それでは詳しい理由を見ていきます。

オートマ本編択一式だけ⇒合格不可

オートマ本編択一式は大変優れた教材ではあるのですが、これだけでは合格できません。

記述の対策が含まれていないからです。

記述式の対策をしないで挑むと、択一式の点数がどんなに良くても、記述式で基準点を割ってしまいます。

私は択一式を記述式よりも圧倒的に優先すべき、とは言いましたが、記述式を無視して良いとは言っていません。

最低でもこの組み合わせにオートマ記述式を足しましょう。

オートマ本編択一式と記述式だけ⇒合格可能(ただし非推奨)

この組み合わせなら合格の「可能性」はあります。

ただし、かなり不安のある組み合わせです。

(レビュー)オートマシステム①で述べていますが、オートマシステム本編択一式には次の難点があります。

  • 情報に抜けがある。
  • 図表が少ない。

情報の抜けについては、松本雅典先生がやっているように、そのテキストで毎年の司法書士試験の択一式の問題を何問獲れるか?を検証してみる必要があります。私は、そこまでやっていないので、情報に抜けがあると指摘するのは問題かなとも思いましたが、受験生時代の直感として、ちょっと足りないのではないかと思いました。

択一式の対策がオートマ本編だけだと、基準点には届くと思いますが、逃げ切りを取れるかと言われるとちょっとお勧めできません。

図表の少なさについては、司法書士試験は図表を使って暗記すると言うことが特に有効なのですが、オートマシステム択一式本編は明確に図表が少ないです。

そのため、これらを補うためサブテキスト(必出3300選、ケータイ司法書士、直前チェック等)があった方が良いと思います。

オートマシステム択一式本編は過去問を引用していて、個別に過去問題集を準備する必要は必ずしもないのですが、それでも、オートマシステムにもサブテキストにない情報を拾うため、合格ゾーンのような過去問題集を個別に用意した方が良いです。

記述式についても、オートマ記述式だけでは不安が残ります。

記述は基本的な問題集を解いてひな型を暗記することから入った方が良いと思います。オートマ記述式だけということは、そういうプロセスをすっ飛ばすことになりますが、そうすると、最初のうちは白紙解答になる等、モチベーションを削がれてしまいます。

とは言え、基本的な問題集が必須とまでは思えません。いきなりオートマ記述式から入る学習もありなのではないかと思いました。

そして、市販教材は、さすがに予備校教材の網羅性には劣ります。記述に関して言えば、予備校の答練や中上級者向け講座があった方が合格できる可能性は高まると思います。

オートマシリーズだけ⇒合格可能

これは合格可能だと思います。

オートマシリーズには次のような書籍があります。これらを全部合わせてオートマシリーズと呼んでいます。

  • オートマ本編択一式
  • オートマ記述式
  • オートマ過去問
  • プレミア(上級者向けのテキスト)
  • 出るトコ(上級者向けの問題集)
  • 雛形集
  • 先例集

これらの書籍を全部使えば、合格に達する可能性は十分にあると思いますし、実際にこれで合格している方もいます。(そういう方のブログが存在します。探すのが面倒なのでリンクは掲載しませんが、各自探してみてください。)ただし、私は実際にこの組み合わせを試していないので保証はできません。

ただ、個人的にはそれほどお勧めはできません。出るトコは立ち読みした感じとして、確かに良問を厳選してあるのですが、それよりはサブテキストの使い方を工夫して y軸の意味で難しい問題を解いた方が良いと思います。そのため、必出3300選、ケータイ司法書士、直前チェック等のサブテキストの方がお勧めです。

また、雛形集と先例集は、オートマ本編択一式と情報が大分被っているので、必ずしも必要ないかもしれません。

リアリスティックテキスト本編だけ⇒合格不可

オートマ本編択一式だけで合格できないのとまったく同じ理由です。

記述の対策が含まれていないからです。

ただし、リアリスティックは、著者自身が、このテキストだけで何問獲れるのかを毎年、定量的なデータとして公開しています。

それによれば、このテキストの情報だけで、毎年逃げ切り点に達することになります。

リアリスティックテキスト本編とオートマ記述式だけ⇒合格可能(ただし、要過去問)

この組み合わせだと、記述式がバッチリ入っているので合格できます。

実は、リアリスティックには記述対策もあるのですが、この書籍は記述の解き方を解説した書籍で、記述の論点を網羅的に解説した書式ではありません。そのため、この本はオートマ記述式の代用にはならないと思います。

オートマシステムと違い、先も述べた通り、リアリスティックは、著者自身が、このテキストだけで何問獲れるのかを毎年、定量的なデータとして公開しています。そのため、「オートマ本編択一式と記述式だけ」よりもさらに安定感があるかと思います。

ただし、過去問題集は別途用意することを強く推奨します。

オートマシステム択一式本編はかなりの数の過去問を引用しているため、個別に過去問題集を解かなくても合格できる可能性があるのですが、リアリスティックテキスト本編は過去問の引用が少ないので、オートマ過去問のような薄い肢別問題集でも良いので、過去問を準備した方が良いです。

また、この組み合わせだとやはり記述に不安があります。基本的な記述の問題集と予備校の答練か中上級者向け講座があった方が良いでしょう。

必出3300選だけ、ケータイ司法書士だけ、直前チェックだけ⇒合格不可

これは無理です。

基準点にも大きく及ばないと思います。記述対策が含まれていないというのもありますが、それ以前の問題があります。

暗記のためには、やはり背後にある理屈や世界観を持っていた方が良いのですが、これらのサブテキストではそのようなことは解説されていません。

強引に暗記しようとしても頭に入ってこないでしょうし、頭に入ったとしても、応用力に欠けるので、択一の基準点にも及ばない可能性が高いです。

合格ゾーン(過去問)だけ⇒合格不可

これも「必出3300選だけ、ケータイ司法書士だけ、直前チェックだけ」とほぼ同じ理由で、過去問を解いても頭に入って来ません。解説まで読んだとしても無理だと思います。実際に、そういう失敗体験談を解説したブログも存在します。

もうひとつ付け加えておくなら、司法書士試験の択一式は過去問の知識だけでは、基準点にも及ばないことが定量的なデータとして明らかにされており、仮に電話帳の如き分厚さの合格ゾーンの過去問を暗記できたとしても合格に及びません。

記述についても同様です。頭に入ってこない上に、情報不足です。

答練だけ⇒合格不可

「合格ゾーン(過去問)だけ」と同じ理由です。

答練は予備校教材ですが、それでも合格に必要な情報の網羅性がありません。

市販教材だけ⇒合格可能

これは、「オートマシリーズだけ」で合格可能と言っている以上、当然の帰結としてこちらも合格可能です。

ただし、やはり記述式だけは、市販教材だけでは不安が残る分野です。予備校の答練か中上級者向け講座があった方が良いでしょう。

市販教材は沢山の種類がありますので、色々なものに手を出し過ぎて、こなしきれないと言うことになるリスクがあることは留意しておきましょう。

予備校教材だけ⇒合格可能(予備校による)

これは予備校によると思います。

有名どころの予備校なら大丈夫だと思いますが、予備校によってはあえてテキストに必要な情報を掲載せずに、答練で補うようになっている講座もあると聞きます。そのような講座の場合は、答練を取る必要があります。個人的には、このような講座は、受験生に「情報の一元化」の手間を背負わせるので、望ましくないと考えています。

※リアリスティックテキストなら、著者自身が、このテキストだけで何問獲れるのかを毎年、定量的なデータとして公開していますので、択一だけなら間違いなく合格に必要な点数に届きます。

以前、レビューさせていただきましたが、スタディングだけでは記述に不安があります。このような講座の場合は、オートマ記述式を買い足す等、工夫も必要かもしれません。

最後に(模試について)

如何でしたでしょうか?

本記事では、模試について省略しましたが、模試は絶対必須とまでは言えませんが、どの場合でも間違いなくあった方が良いです。

(参考記事)模試との付き合い方

関連記事

QandA の「Q.これだけやれば受かるという最低限の教材を教えてください。」もお読みください。

当記事の評価をお願いします。

「Your overall rating」で評価を選び、「Submit youre review」で確定です。


⇐管理人の Twitter を Follow したい方はこちら。


コメント

タイトルとURLをコピーしました