note の有料記事「独学12カ月の司法書士試験勉強方法」を公開しました!
自作教材「Ultimate 問題集」のアルファ版(試作型体験版)を公開しました!
※本記事は、司法書士試験カテゴリとしておりますが、色々な勉強に当てはまります。
おはようございます。九条です。
最近、講師代わりにAIを使う人が多いです。AIに課金した方が予備校に課金するよりも安いですし、即座に回答も得られます。そんな中、AIのこの使い方は正しいのだろうか?と悩んでいる方もいます。
今回は、非常に要望の多かった、法律(司法書士試験)の勉強にAIを使うことの是非について記事にします。
AIを勉強に使うことの是非
是非の結論を先に言ってしまうと、目的次第ではアリです。
テキストの分からないところ(疑問)を質問すれば、良解説が得られますし、周辺知識まで回答してくれます。
実際のところ、教材アプリの開発を進めるうえで、支援として利用しています。
Yahoo! 知恵袋で良いという意見もありましたが、知恵袋は回答者の良心にかかっており、意図的に滅茶苦茶な回答をする人もいますし、何より回答する側もボランティアですので、分かり易さは期待できません。
ただし、AIにも欠点が無いわけではありません。
- 嘘を吐く場合がある。
- 体系的な知識は得られない。
- 試験範囲外の知識を吐く場合がある。
1.について、これは説明するまでも無いことですが、少しだけ別の章で扱います。
2.について。
司法書士試験においては体系的な知識が必要です。試験によっては過去問だけやっていれば、合格できるものもありますが、司法書士試験はそういう試験ではありません。テキストで理解した上で、なおかつ暗記も必要であり、試験勉強開始から試験の前日まで、使い込むべき教材がテキストです。
AIは講師(質問に回答してくれる。)の代用になら、ある程度はなり得ますが、テキストを完全に代替してくれるものではありません。
これはプログラミングの学習でも起こりがちなのですが、作りたいプログラムの仕様をAIに告げて、AIの指示通りに作れば、一応使えるものが出来上がりはします。しかし、知識は全く付かないので、勉強にはならなかったという声があります。
プログラミングでは、やはり市販の本での体系的な勉強が必要ですが、これは司法書士試験も同様だと思います。
3.について。
AIは、正確性や分かりやすさを重視し過ぎるがために、試験範囲外の知識や設例を回答する場合があります。
これは、教材アプリの開発の支援として利用していても感じる事です。
私の場合、受験生時代の受験センスが残っていて、ここまでは試験範囲、ここからは試験範囲外ということが一目でわかるのですが、初学者がAIを使いすぎると、混乱する可能性が高いです。
おそらく、AIは法律の一般的な知識には詳しくとも、司法書士試験の試験範囲の射程がどの程度なのかまでは把握していません。
ここは人間の受験センスの方がアテになる部分です。
この点、人間の講師であれば、試験範囲外の知識に足を突っ込んでいる受験生に対しては、明確に警告してくれるそうです。
これと関連して、AIは、「分からない」という回答をなかなかしてくれない場合が多いという問題もあります。
AIにも分からないような質問は、初めから判例が無く、試験範囲外であることが多いのですが、AIはなかなか分からないとは言ってきません。
なお、私は司法書士試験の勉強で講師に質問すること自体を良い事だと思いません。
必要なことはすべてテキストに書かれており、司法書士試験はどこまで行っても暗記の試験だからです。
背後にある理屈が分からなければ、覚えにくいとか、未出の問題にフィーリングで回答できないという問題はありますが、それもすべてテキストに書かれています。
司法書士試験の勉強で講師に質問するということは、試験範囲外の知識を増やす可能性があって、むしろ有害でさえあります。
AIが嘘を吐いたらどうするか?
ハルシネーション(AIが吐く嘘)。これは実は、大きな問題にはなりません。
実務であれば大問題になると思います。不正確な情報を元に登記をしてしまい、実体関係に一致しない登記がされてしまえば、損害賠償問題にになる恐れがあります。
しかし、試験では失点が許されます。
よく、3点や0.5点の差で受かったり落ちたりするから、妥協はできないとか、ケアレスミスを減らそうとか、そういうことが議論になります。私はこの考え方が好きではありません。
私は、かなり余裕を持って圧倒的なスコアで合格しているので、仮に択一の1問程度を落としても合否に影響はないわけです。なので実務でなく試験は、ハルシネーション(AIが吐く嘘)が致命傷にならない分野なのです。
こんな風に、私は初めから、圧倒的なスコアで合格することを強く推奨する立場を取っています。
そして、これは市販書籍(オートマや3300)を使った勉強でも十分に可能です。
AIが嘘をできるだけ吐かないようなプロンプトを編み出している方もいるようですが、そんなことに手間を使うなら、テキストを1頁でも多く読み進め、記述の問題を1問でも多く解いた方が良いと思います。
どのAIを使うのが良いか?
まず、どのAIを使う場合でも、課金は必須です。(無課金でも動作自体はします。)
AIは日々改良が続けられており、課金することで、最新版を使えるものがあります。当然ですが、最新版の方が知識の正確性も上がります。それに、AIによっては、課金しないと質問回数に制限が付くものもあります。
知識の正確性を上げる事は、先ほどのお話と矛盾するように感じるかもしれませんが、AIの課金額は月に数千円であり、課金のコスパが非常に良いのです。
周りを見ていて人気のAIは、ChatGPT と Gemini です。
好みの問題もあるでしょうが、私は ChatGPT を使っています。
司法書士試験の受験コミュニティを運営していますが、Gemini は、色々と不満を聞きます。プログラミングをやる方ともつながりがありますが、プログラミング界隈でも、Gemini は評判が悪く、ChatGPT に乗り換えたという主張もありました。
(余談)教材アプリについて
AIで教材アプリの作問を代行できないのか?というのは私も考えましたし、私の教材アプリの完成を心待ちにしているファンの方も考えていると思います。
結論から言うと、これはできません。
実際に、AIに問題を生成させたことがありますが、極端に簡単な問題やピントのズレた問題ばかりになっていました。
AIに、このレベルの問題を作れますか?と、私が作った問題を示したところ、不可能ですと自白しやがりました。(笑)
AIは、試験範囲の射程を把握していないと言いましたが、受験センスの面で、人間には遠く及んでいないのです。
そして、私が全ての問題を作ったことが大きなブランドになるという現実もあります。
このことから言えることとして、AIに問題集を生成させて、答練や模試の代わりに使うという使い方も全くお勧めできません。
以上です。
それではまた。
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