人生逆転を狙うなら、プログラミングと資格取得どちらがオススメか?

プログラミング
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こんにちは。

九条です。

最近よく、「人生逆転を賭けて転職する!」という方を目にします。

また、人生逆転を賭けて転職するならプログラマが良いと、プログラマが引き合いに出されることが非常に多いのです。

私は、プログラマなので、これについては色々な意見を持っております。

本記事では、次の点を考察します。

  • 人生逆転を賭けて転職することについての私の意見
  • プログラマが人生逆転を賭けた転職に向いている職種なのか
  • 人生逆転を賭けた転職を狙うなら何の職種が向いているのか

人生逆転という概念が出てくる背景

努力の積み上げ

多くの場合、人間が何らかの自己実現を成し遂げようと思った場合、努力が必要です。そして、その努力は日々コツコツと積み上げていかなければならないものであることが多いです。

事実、私はプログラマになるにあたって相当な努力をしています。

中3の頃には、すでにプログラマになると言うことが夢ではなく人生の「確定事項」であり、全ての人生の選択はそこから逆算したものでした。

工業高校へ進学し、大学へ進学し、大学院へ進学し、資格も取得したりしながら日々努力を積み上げていました。それで新卒採用でプログラマへの就職を勝ち取ることができたのですが、就職してからも日々勉強を怠ることなく、努力に励みました。

ちなみに、就職してから「お前は才能があるから良いよな~」と能力の低い方に言われたことがあるのですが、こういう方に限って全く努力をしていません。私に、それなりの適性があったことを否定しませんが、日々積み上げてきたものがあったからこそ今の自分があるのであり、才能という言葉でそれを片付けられると、自分の全てを否定されたような気分になり、苛立ちを感じます。

話が逸れましたが、人生逆転というのは、こうして積み上げてきたものが無い人が、自己実現のためには努力が必要だと大人になってから気付いて、今からでも努力をして自己実現を果たしたいという願望から出てくるものです。

厳密に言うと、この言い方は少々失礼で、努力はしてきたけど適性が無いことに気付いたとか、良い師に巡り合えず間違えた努力の仕方をしていたとか、何かしらの運の要素が絡んでしまった方もいるかもしれません。

いずれにしても、今の自分の人生に満足していない人が、新たに自己実現を目指す事を考えたときに人生逆転という概念が出てくるのです。そして、その場合の手段の多くは転職となります。

新卒採用

人生逆転という概念が出てくる背景は、個人の努力の積み上げだけではありません。我が国には新卒採用という不条理極まりないシステムが存在します。

何故これが不条理なのかは、他の記事でも述べました。

何故、学歴は重要なのか?(プログラミングと学歴)
こんにちは。九条です。 今回は学歴について、私の意見を述べます。 序論 学歴というと、学歴で実務能力が決まるわけではないので、社会に出てからは学歴だけあっても意味がないという意見をよく聞きます。 私も、学生時代はこれに賛成し...

新卒採用とは、大学在学中に就職活動をすれば、実務能力が皆無でも、成長性を期待して採用して貰えるという仕組みです。

次の理由から、これは、かなり不条理に感じます。赤文字で書いてあるところが特に不条理です。

  • 学業と就職活動を並行する必要が出てくるため、学業に支障が出る。
  • 大学を卒業しているならスキルは高いはずである。大卒をテコ入れして優遇する理由がない。
    むしろ、スキルの無い人を救済するような仕組みを政府は確立すべきである。
  • 新卒が優遇されることで、そうではない人の就職が相対的に不利になる。一度、フリーターのような非正規雇用の身分になると、正社員になりたくても這い上がるのが難しい。
  • 大学在学中に就職活動に失敗した場合は、その後の就職が極めて不利になる。就職活動のチャンスが巡ってくる時期がたまたま不景気だと、その後の職業生活が、本人に責任に帰することのできない事情で不利になる。(例えば、現在のコロナパンデミックがその例である。)
    これを回避するため、わざと留年するという生産性の無い馬鹿げた行為に及ぶ人もいる。

私の個人的な思想を言えば、そもそも新卒採用は廃止されるべきだと思います。

事実、日本以外の先進国に新卒採用という仕組みは存在しません。

上記の赤文字で書いたところのように、新卒採用という仕組みがあるせいで、一度新卒で就職するチャンスを逃すと、その後の就職活動が非常に不利になります。特に4番目の理由も加味して考えると本人の責任に帰することのできない事情により、就職活動が不利になる場合もあります。

そこで、一度、新卒採用のチャンスを逃してしまった人は、フリーターをしながら人生逆転の転職を考えるということをやってしまいがちになります。

人生逆転を狙った転職自体をお勧めしない

まず、私個人の考えを言えば、人生逆転を狙った転職自体をお勧めしません。

理由はいくつかあるのですが、今まで積み上げてきたものが無い人の場合だと、転職自体が難しいのは当然として、転職に成功しても多大なハンディキャップを背負ってのスタートとなります。例えば、プログラマですと、私は、大学と大学院と実務経験で積み上げてきたものがありますが、未経験からプログラマに就職するならば、そういう人と競争しなければなりません。そうしたフィールドで戦うには、尋常ではない才能と努力の両方が必要になります。

実際、プログラマに転職を成功させた人の中には、就職してからこの現実に気付き、こんなはずではなかったと辞めていく人もたくさんいると言われています。

お勧めしない第二の理由を説明します。

例えば私の場合、プログラマという夢(確定事項)を持つにあたって、プログラムを書くことが好きでたまらず、プログラムを書くために自分が生まれてきたとさえ思っていました。

現状に満足していないからと人生逆転を狙ってプログラマに転職したいという人は、そんな私とどれだけ競争できるでしょうか?

というか、その仕事をしている当事者からすると、人生逆転でその仕事を目指すという人がいたとしたら「俺の仕事舐めてるの?」と言いたくなるかもしれません。

私もそうです。

転職の動機が、私と同じくプログラムを書くことが好きでたまらない、自分がプログラムを書くために生まれてきたと、今更気付いた、という動機なら尊重し歓迎したいですが、単に人生逆転を賭けてプログラマに転職したいという方を見ると「舐めてるの?」という気持ちになります。

転職は、人生逆転を賭けてではなく、その仕事が素晴らしいから転職したいという動機でないと、仮に転職できたとしても続かないと思います。

以上から、人生逆転を賭けた転職を私はお勧めしない立場です。

転職よりは、今やっている仕事をもっと頑張って、今やっている仕事で出世ができないか、今一度考え直した方が良いのではないでしょうか?積み上げてきたものが無いと言っても、今やっている仕事での実務経験は立派な積み上げであることもあるのです。

とはいうものの、この記事の本来のテーマは、人生逆転を狙うなら、プログラミングと資格取得どちらがオススメか?というものです。

そこでこの二択で真面目に考察してみたいと思います。

人生逆転に向いた職種とは?

私は、人生逆転を賭けた転職にある程度向いている職種と全く向いていない職種があると思います。

それを考える上で、最初に説明した努力の積み上げがキーワードになります。

ここまで読んでいただいた方にはお分かりだと思いますが、子供の頃からの努力の積み上げがモノを言う職種は人生逆転には向いていません。

これに対して、1年~2年ほど、尋常ではない努力をやってしまえば転職ができるという職種は人生逆転を考える上では、戦い易いフィールドになります。

プログラミングはどうか?

これも、私の記事をここまで読んでいただいた方にはお分かりだと思います。

私は尋常ではない努力の上に、就職を勝ち取っており、プログラミングは子供の頃からの努力の積み上げで、極めて差が付きやすい分野だと思います。

未経験から転職できますと謳っているプログラミングスクールは存在しますが、そういうスクールで就職し、もっと言えば就職した後に成功できるのは、プログラムを書くために生まれてきたような人なのに、何故か今まで偶然の積み重ねでプログラミングに興味を持ってこなかったような人です。

よって、結論を言えば、プログラマは人生逆転を賭けた転職には全く向いていません。

資格取得はどうか?

資格取得と言ってもいろいろな資格があります。

例えば、私も持っている情報処理安全確保支援士は、実務経験が重要で、そもそもこの業界に就職ができていない人は、受験資格があったとしても、問題を解いてもちんぷんかんぷんになり易いです。資格が無い⇒就職できない⇒実務経験が積めない⇒資格に受からない⇒資格が無い…のデッドロックになりがちになってしまいます。しかも、この資格は、持っていても就職がそれほど有利になるわけではありません。

このような資格は、人生逆転を賭けた転職には向いていません。

では、どのような資格が、人生逆転を賭けた転職に向いているかと言えば、次の2つの条件を満たす資格です。

  • 今まで積み上げてきたもので差がつかない。
  • 就職に有利である。

司法書士はこの条件を完全に満たしています。

まず、司法書士試験は、今まで積み上げてきたもので差がつかないことについては、有料記事でも散々述べています。

司法書士試験には必要な前提知識がほとんどなく(必要な前提知識が小学校レベルです。)、今まで積み上げてきたもので差がつきません。

高卒や中卒の合格者もたくさんいます。

次に、就職については、私は実務をしていないのではっきりしたことが言えないのですが、未経験者でも年齢も学歴も関係なく、資格さえあれば就職は見つかり易いと言われています。というか、私の知っている司法書士の中には、就職さえせず、いきなり独立して成功している方もいます。就職の際だけでなく、就職した後の実務についても、今まで積み上げてきたもので差がつかないという性質があることになります。

というわけで、人生逆転を賭けた転職を狙うなら資格取得(但、ものによる)がお勧めです。

というか、司法書士試験の受験動機として人生逆転を賭けて…という方は沢山いますし、そういう方が合格し、成功して、実際に人生逆転できたと主張している場合も多々あります。

今回は以上です。

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