こんにちは。九条です。
七月二日になりました。とうとう明後日が司法書士試験です。
勉強に使える時間は、今日と明日、明後日試験会場に到着してからの三日になりました。
そこで、今回は、私が試験の前日に何をして何を勉強したか、試験の当日に何をして何を勉強したかについて説明させていただきます。
前日にしたこと
試験の前日、やったことは色々とあると思いますが、はっきり覚えているのは、供託法の勉強をしていたことです。
他の記事でも述べておりますが、供託法は非常に苦手意識のある科目でした。マイナー科目ですからそこまで気合を入れて対策する必要はないですが、苦手意識があったため、直前の詰込みによる暗記で対処できる問題には、対処したいという想いがあったのだと思います。
もちろん記述が最大の苦手科目ですし、民法も苦手意識があったのですが、もはや試験の前日に対策できることはほとんどないであろうと考えて、これらには手を出しませんでした。テキストを、あと一周するとしても、中途半端なところで終わってしまうのは目に見えていたので、そうすると気持ちが何かスッキリしないまま本試験に臨むことになってしまいます。
前日にやった教材はオートマ過去問の供託法です。
記憶が正しければ、非常に気分が悪くなったのを覚えています。
というのは、直前になって基本的過ぎる肢を間違えました。また、やっている途中で時間切れになりました。試験の前日はPM9時には布団に入りたいと考えていたのですが、その時刻が来てしまったのです。
気分が悪くなったのは事実ですが、他の受験生も苦手科目のひとつやふたつぐらいあるだろう、たまたま自分の苦手な肢が本試験で出題される可能性はそれほど高くない、と開き直ることにしました。
本 Web サイトを閲覧してくれている方に向けてのアドバイスですが、試験の前日にどうしても間違えてしまう肢があってもそれほど深刻に考える必要はありません。それが試験に出題される可能性は低く、事実、私が受験した時も出題されませんでした。
試験の前日に眠れないという方もいるそうですが、私は、睡眠薬を処方してもらっていたので、試験の前日はよく眠れたのを覚えています。
当日の朝にしたこと
試験の当日の朝は、憲法の条文を端から端まで素読みしました。
そもそも、私が法律に興味を持ったきっかけが憲法ですし、気合をいれる自己暗示をかけるためにも、憲法の条文を読みました。
理由はもうひとつあり、憲法の統治は条文そのまま問われることがあるので、未出の肢でそのような問題が出た場合は、得点源になると考えたからです。
当日の試験会場にてしたこと
試験開始の直前、試験当日の昼休みはオートマ記述式の商業登記法の登記できない事項とその理由の部分だけを読みました。
私は、記述に苦手意識がありましたし、商業登記には特に苦手意識がありました。特に登記できない事項を誤って登記してしまうと大幅な減点になるため、できる限り頭に刷り込んでおき、よく知られている論点だけは間違わないようにしようと思いました。
※他の記事でも触れていますが、登記できない事項を含めて記述にはある程度パターンがあり、それはオートマ記述式で大部分が網羅されています。
しかし、それでもなお、間違えてしまいました。
(参考記事)【司法書士試験】平成27年度商業登記法(記述)考察 – 『ボ株積極?消極?』
平成27年度の商業登記の記述で、募集株式の発行を積極で回答してしまったのです。
私は、この経験から直前に頭に刷り込むという学習はあまり有効ではないのではないかと思うようになりました。間違いノートを付けて直前に見る方もいるかと思いますが、個人的には、あまりお勧めしません。
試験の直後にしたこと
LECさんのスタッフが試験会場で午前択一の模範解答を配っていました。それを1枚受け取り、その場で答え合わせをしました。ひとまず午前択一は33問獲れていたので、安心したのを覚えています。
それと、試験の翌日に直前チェックの供託法を買いました。2年目に突入した場合を想定しての買い物です。供託法には非常に苦手意識があったものの、直前チェックの回答部分を全部口述できるようになれば、さすがに苦手意識は薄れてくれるだろうと考えていました。
※直前チェックは私の言うところの y軸の意味で難しい問題を網羅した問題集です。非常に難解な本ですが、これを解けるようになれば、かなりの実力が付くのではないかと思います。
最後に
試験前日と試験当日に何をして何を勉強すべきかは、人それぞれ異なります。
ここで挙げたことは一例ですし、自分で失敗だったと思う面もあります。
ただ、試験前日と試験当日に何をして何を勉強するかは、あらかじめ決めておくことが大事だと思います。
試験前日と試験当日に何をして何を勉強するか、本記事が皆さんの参考になれば幸いです。
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