【司法書士試験】お勧めしない予備校・講座・講師

受験以前

こんにちは。九条です。

今回は、私が個人的にお勧めしない予備校、講座、講師について説明します。

前に Twitter でアンケートを取ったところ、このテーマはかなり需要がありそうでした。

ただし、色々ともめる可能性もあるので名指しはしません。

こういう予備校はお勧めしないと、特徴を列挙するにとどめます。

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前置き

先に忠告ですが、既に予備校を選んでいて、講座を受講している方は、この記事を見て迷わないようにしてください。

大手の予備校で、合格実績があるところであれば、合格できないと言うことは有りません。

むしろ、司法書士試験の合否は個人の努力による部分が大きく、予備校の違いは、誤差程度でしかありません。

この記事は、これから予備校を選ぶ方の参考にはなるかもしれませんが、既に予備校を選んでいて、講座を受講している方が、もしも迷う恐れがあると思うなら、有害なので読まないでください。

また、今から述べることはあくまで、自分だったらこういうところは避ける、という個人的な意見に過ぎず、全ての人に当てはまるわけではないことは念頭に置いてください。

実は、今から挙げる特徴に何らかの形で当てはまる予備校の方が多く、むしろ当てはまらない予備校の方が珍しいと思います。その意味でも今回の記事は半分たわごとだという認識で読んでいただいた方が良いかもしれません。

お勧めしないところの特徴と理由

結論から言います。こういうところはお勧めしません。

  • 択一の答練の必要性を強く主張する。
  • 講座ナインナップがやたら豪華絢爛。
  • 謎の受験用語を定義せずに使用する。

では、順に見ていきます。

択一の答練の必要性を強く主張する。

私は択一の答練の必要性についてはかなり懐疑的な見方をしています。

この理由については他の記事で問題にしています。それをもう一度記載します。

(参考記事)令和2年度司法書士試験で択一基準点を割った場合に今後どういう勉強をすればいいか?


何故、択一の答練の必要性に懐疑的なのかについては、他の記事でも言及しています。

大きいのは、私自身が択一の答練無しで33/30とかなり上位の成績で合格していますし、択一が得意だという自信もありました。答練が無くてもこのレベルに至るのですから、経験則として不要ではないかと言うのがあります

もう少し付け加えておくと、私は模試では33/33を取ったこともあり、早期に実施されるプレ模試も含めて、午前午後共に択一が30を割ったことは有りません。

また、択一の答練で出たことがそのまま本試験で出ることを期待して答練を受け続けてしまうと言う問題があります。本試験には必ず未出の肢が出題され、未出の肢を正解できるかどうかが合否を分けます。ならば、答練を受けて「自分だけの未出の肢」を増やして、それで他の受験生に差を付ける、という考え方をする方がいるかもしれませんが、これは最悪の思考です。実際には答練で出た未出の知識が本試験でそのまま出題される確率は極めて低いのです。詳しくは「本試験よりも難しい問題を解くことの必要性」シリーズで考察していますが、本当に必要なことは、y軸の意味で難しい問題を解くことと、テキストを繰り返し読み込んで、テキストの内容を口頭説明できるレベルまで知識の精度を上げることです。こういう作業をサボって答練に逃げてしまうと、自分に実力が付いていないにもかかわらず、付いていると誤信する恐れもあります。

確かに、テキストにすら掲載されていない完全な未出の肢が答練に出題され、それが的中したという話はなくはないですが、それで点数が伸びる人はかなり限定的かと思います。私のように市販教材だけで33/30を取る実力があっても答練限定の未出の肢が必要だとは思えないのですから、答練無しでも、30台の成績を出せる人でなければ、答練の未出の肢の的中では点数が伸びないことが殆どでしょう。この目的で答練を受けることを全否定はしませんが、受けるなら、最低でも(受験生時代の)私と同じ程度の実力に達していることが、前提となってくると思います。そうでなければ、むしろ答練を受けることで、基礎が疎かになってしまい、合格者なら誰もが取れるような基本的な問を落としてしまうリスクさえあります。(ただし、私が参考にさせていただいていた@40さんは答練を必要だと考えているようです。@40さんは33/33と私以上に圧倒的な成績で合格しているので、私の言う前提を満たすことになり、そうであれば答練の未出の肢が必要だという主張にも納得ができます。)


 

当然ですが、択一の答練が必要だという主張は、私の考えとは対立する可能性が高いです。

またもうひとつ大きな理由として、本来、合格に必要な情報はテキストで全て網羅されているべきだからというのがあります。

これも他の記事で問題にしています。それをもう一度記載します。

(参考記事)「情報の一元化」と「検索先の一元化」

※松本雅典先生の名前を出してますが、批判しているのではなく、むしろ松本雅典先生に賛成しています。


松本雅典先生はリアリスティックテキストを執筆されていますが、これに記載されている知識のみで択一逃切点に届くことが分かっています。

松本雅典先生は、リアリスティックテキストで何問獲れるのかを公表されています。

平成26年度司法書士試験の午前択一はテキストおよび過去問で何問獲れた?

平成26年度司法書士試験の午後択一はテキストおよび過去問で何問獲れた?

更に、松本雅典先生は「答練・模試で知識を拾わないと合格できない講座やテキストは,欠陥商品です。」と豪語しています。

(「欠陥商品」の出典)テキスト掲載知識を間違えた場合の答練・模試の復習方法(=勉強の本質)

なので、松本雅典先生のテキストを利用している場合は、そもそもサブテキストが必要無いと言うことが考えられます。

私も、市販教材ならともかく予備校教材は高いお金を払って受講するのですから、答練・模試で知識を拾わなくても合格できるように洗練したものになっているべきだと思います。

欠陥商品は言い過ぎかもしれませんが、少なくとも私は、「答練・模試で知識を拾わないと合格できない講座やテキスト」を高い受講料を取って売っている予備校や講師は、「何故、講座やテキストのみでは完結せず、答練・模試で知識を拾わないと合格できないような効率の悪い設計の講座にしたのか?」について説明責任を果たす必要があると思います。


 

情報の一元化について、イメージがつかめないという方はこちらの記事もお読みください。

(参考記事)情報の一元化の具体的な方法

要するに、テキストが合格に必要な情報をすべて網羅していない講座、つまり答練を受けないと合格できない講座は、情報の一元化(テキストに書き込むか、テキストと答練を行ったり来たりする。)の手間を受講者に押し付けていると言えます。

というか、リアリスティックのような市販書籍でも合格に必要な情報をすべて網羅しているのですから、予備校の教材がそれを網羅できていないというのはおかしな話で、「択一の答練の必要性を強く主張する。」という行為は、「私の講座のテキストは使いにくいです。」と自白しているようなものだと思うのです。

以上は、択一式のお話です。記述の答練は、少なくとも独学の場合はあった方が良いと思っています。

講座ナインナップがやたら豪華絢爛。

豪華絢爛とは、初心者向け講座、中級者無講座、上級者向け講座とやたら講座が多いことを指します。

私は中上級者向け講座の必要性についてはかなり懐疑的な見方をしています。

この理由については他の記事で問題にしています。それをもう一度記載します。

(参考記事)令和2年度司法書士試験で択一基準点を割った場合に今後どういう勉強をすればいいか?


実は、私は中上級者向け講座の必要性についてはかなり懐疑的です。

松本雅典先生のように中上級者向け講座を重要視しない講師もいらっしゃいます。事実、松本雅典先生は今のところ中上級者向け講座を担当していません。

(参考資料)松本は中上級講座を担当しないの?

少なくとも、初心者向け講座、中級者向け講座、上級者向け講座と、やたら豪華絢爛に段階的になっている講座を見ると、私が受験生だったら不安になります。

理由としては、司法書士試験は初学者でも1年で合格できるのですから、1年コースの講座が段階的になっているのがそもそもおかしいのです。

初心者向け講座であったとしても高い受講料を取るのですから、合格に必要な知識は全て網羅しておくべきです。

そして、初学者向け講座のみで合格する人が十分に存在する以上、初心者向け講座に無くて、上級者向け講座だけで教えている知識は、おそらく合格のためには必須ではありません。

中上級者向け講座を全面的に否定する気は有りませんが、初心者向け講座⇒中上級者向け講座⇒上級者向け講座と段階的に取ることが、まるで「デフォルト」であるかのように見えてしまう講座があると、本当に受講生を一発合格させる気があるのだろうか、と心配になってしまいます。


 

というか、司法書士試験は独学でも一発合格できるのですから、一発合格させることのできない初心者向け講座があるとすると、独学にも劣ることになります。

以上から、講座ナインナップがやたら豪華絢爛なところを見ると、私だったら心配になってしまいます。

謎の受験用語を定義せずに使用する。

言葉の定義をあいまいにしたまま議論を進めてしまうのは問題です。

Aさんにとってこの言葉はこういう意味だが、Bさんにとってこの言葉は違う意味だ、という場合、そもそも会話が成り立ちません。

そのため、人によって言葉の意味の受け取り方が違う可能性がある場合は、最初に言葉の意味を定義する(はっきりさせる)べきです。

法律の勉強ではこの視点は重要で、法律の学習には言葉の定義の学習という意味合いがあります。例えば、会社法における、「役員」と「役員等」の違い等を挙げることができます。

もちろん、「権利能力」のように定義してもかなり難解になってしまう言葉を、あえてかみ砕いて事例を並べて教えるという行為がダメだとは言いません。

さて、私が問題にしているのは、特に次の受験用語です。

  • インプット
  • アウトプット

この用語は未定義のまま使われることが多いです。

私の知る限り、この用語をきちんと定義して使っている講師の方は松本雅典先生ぐらいしかいません。

松本雅典先生によると、インプットとは知識を頭に入れること、アウトプットとは知識を頭から出すこと、つまり思い出すことだそうです。(定義①)

(参考資料)インプットとアウトプットを効果的に!勉強の効率を上げる方法

この応用として、インプットよりアウトプットの方が重要だとか、テキストでアウトプットするとか、そういう話が出てきます。

この考えには私も賛成で、このインプットとアウトプットの定義なら、確かにインプットよりアウトプットの方が重要だとか、テキストでアウトプットするとか言う発想になるのも分かる話です。

しかし、この定義は、ちょっと独特な気がします。

多くの受験生は、インプットをテキストを読み込むこと、アウトプットを過去問や答練を解くことだと解釈しているはずです。(定義②)

ただ、それは問題ではありません。言葉を定義してから使うと言うことが重要です。

インプットとアウトプットは受験戦略を考える上で重要な概念なので、これらの用語が未定義であるばかりに認識がズレると、いくら受験テクニックを指導しても伝わらないと言うことが考えられます。

以上から、インプットとアウトプットと言う言葉は定義してから使うべきだと思います。

しかしながら、多くの予備校がこれらの受験用語を未定義のまま使っているように見受けられます。

また、後程詳しい記事を書きますが、多くの予備校では、インプット講座の後にアウトプット講座があります。この講座設計も私にとっては謎です。

定義①でも定義②であっても、インプットとアウトプットは一体として同時に行うべきですし、むしろ直前期に近づくにつれ、インプットの配分が大きくなるというのが私の経験から言えることです。インプット講座の後にアウトプット講座があると言うことは、これに逆行しています。

おそらく、他の資格試験ではインプットの後にアウトプットを行う方法が確立されていて、それを強引に司法書士試験にも当てはめた結果ではないかと思います。

ここのところ、多くの予備校は受講生がきちんと納得する説明をしていないように思います。

お勧めの予備校・講座・講師

実は、今まで挙げた3つの項目にひとつも該当しないところは少ないです。だからこそ、私は独学を選んだのかもしれません。

私の知る限りでは、松本雅典先生が3つの項目にひとつも該当しない講師だと思います。

実際、私は別の記事で、次のように述べています。

(参考記事)令和2年度司法書士試験で択一基準点を割った場合に今後どういう勉強をすればいいか?


参考記事の方でも述べていますが、松本雅典先生の受験に対する考え方には、かなり共感できる部分があります。

また、松本雅典先生は、自著したテキスト(リアリスティックテキスト)で何問獲れるのかを公開されています。要するにリアリスティックテキストをきちんとやり込んでおけば逃切には達することになります。私が必要性に懐疑的だと述べている択一答練無しでも逃切に達します。

これらの点が魅力的に感じた講座です。

しかし、全面的に自分に合う講座なのか?と言うのが疑問がありました。

2年目の自分の運命を完全に預けても良いのか?と戸惑いがありました。

松本雅典先生の場合、かなり独特の勉強方法を確立されています。例えば、条文の音声教材がそうですが、これらが果たして自分に合うのか、既に確立してしまった自分の勉強方法があって、それで逃切に達する自信があるなら、講師に合わせて勉強方法を変えてはリスクがあるのではないかと思いました。

松本雅典先生の講座は、タイムマシンで過去に戻って自分に助言できるとした場合、1年目の自分にお勧めするとしたら、お勧めできそうなのですが、2年目の自分が受講するかどうかとなると違ってきます。


 

上に書かれているように、松本雅典先生の講座はかなりお勧めの部類にはなります。

しかし、2年目の私が松本雅典先生の講座を取るかと言われたら、取らなかったと思います。この理由は上に書かれていることの他にもう一点あります。これについては後程記事にしたいと思います。

最後に

「前置き」で、最初に述べたことの繰り返しになります。

既に予備校を選んでいて、講座を受講している方は、この記事を見て迷わないようにしてください。

大手の予備校で、合格実績があるところであれば、合格できないと言うことは有りません。

むしろ、司法書士試験の合否は個人の努力による部分が大きく、予備校の違いは、誤差程度でしかありません。

また、自分だったらこういうところは避ける、という個人的な意見に過ぎず、全ての人に当てはまるわけではないことは念頭に置いてください。

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