こんばんは。九条です。
今回は、私の開発中の教材の特色である「ヒント付き列挙問題」の解説をします。
知人に医師国家試験に挑戦している人がいるのですが、その人に提案をいただいたアイディアです。
他の記事でも述べましたが、Ultimate 問題集は次の形式の問題を網羅します。
- 単純正誤問題
⇒〇×を判定する問題です。 - 単一選択問題
⇒ラジオボタンで複数の選択肢からひとつを選ぶ問題です。 - 多肢選択問題
⇒チェックボックスで複数の選択肢から選択する問題です。 - 列挙問題(穴埋め問題含む)
⇒他の記事でも散々説明している y軸の意味で難しい問題です。 - ヒント付き列挙問題
⇒列挙問題と多肢選択問題を組み合わせたもので、すべて挙げることができない初心者がヒントとしてチェックボックスを利用することができます。 - 過去問の転載
⇒プログラムの実装上は多肢選択問題と同じになりますが、学説問題等、過去問そのまんまの問題が有効な分野もあるので、適宜、過去問を転載(あるいは多少アレンジして転載)します。
このうち、ヒント付き列挙問題の動作イメージが持ちにくいと思ったのでスクリーンショット付きで解説します。
例えばですがこんな問題が考えられます。
(問1)胎児が例外的に権利能力を有する場合を挙げよ。
(答え)
①相続
②遺贈
③不法行為による損害賠償請求権
このような問題があったとき、3つとも全部言えるようになるべきですが、最初は難しいかもしれません。
そこで、「選択肢を表示」ボタンを用意しておきます。
「選択肢を表示」をクリックすると、次のような多肢選択式の問題になります。
(問1)胎児が例外的に権利能力を有する場合をすべて挙げよ。
□相続
□遺贈
□贈与
□不当利得返還請求権
□不法行為による損害賠償請求権
ここでもランダム肢の考え方を採用します。表示される選択肢の順序はランダムになります。(シャッフルして表示します。)
以下、スクリーンショットを掲載します。
↑こんな感じで問題が提示され「選択肢を表示」ボタンが表示されます。
↑「選択肢を表示」ボタンを押すと、多肢選択問題になります。
なお、「選択肢を表示」ボタンを押した場合は、たとえ正解できたとしても、正解扱いにはしない予定です。
どういうことかと言うと、「3回連続して正解した問はスキップする。」といったような検索をかけたとき、たとえ3回連続正解していたとしても、ヒントを表示してしまっていた場合は、検索に引っかかるということです。
これはやはり、択一逃切を狙うならヒント無しでの正解が必要だと考えるからです。
「すべて挙げなさい。」で、全く答えることができなくて、モチベーションが下がるという初心者の方もいると思います。特に民事訴訟法の書面ですべき訴訟行為のような論点は初心者の場合、絶望的に感じると思います。そういう初心者の方には嬉しい機能と言えるのではないでしょうか。
今回は以上です。
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