【司法書士試験】過去問題集を具体的に何周ぐらいしましたか?

Q and A
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質問:これまでの記事を読ませていただきましたが、オートマ本編と過去問題集で合格できるという趣旨の内容だと解釈しました、過去問題集を具体的に何周ぐらいしましたか?

「過去問題集を具体的に何周ぐらいしましたか?」これは非常によくいただく質問です。今回はこの質問について回答していきます。

参考記事

(レビュー)オートマシステム①

(レビュー)オートマ過去問

前提

すみません。誤解を招くような表現をしてしまったのかもしれません。

この質問をされた方の意図としてはオートマ本編と過去問題集「のみ」で合格に届くと捉えられたということでしょうか?

私の意見として、オートマ本編と過去問題集「のみ」では合格に届かない可能性があります。(択一基準点なら届くでしょう。逃切点となるとギリギリになろうかと思います。)

これは上記オートマシステムのレビュー記事にある短所の所為です。これらの短所を打ち消ために、過去問だけではなく、サブテキストや条文が必要だと思います。

「まとめ」で次のように主張しているのはこのためです。

総じて言えることですが、オートマシステムを用いる場合は、サブテキストが必須となると思います。それに加えて、情報量の少なさを補うため、過去問題集や条文から情報を拾うことも必要だと思います。

ここで言うサブテキストとは過去問題集のことではなく、暗記に特化した小型のテキストです。例えば「必出3300選」、「直前チェック」、「ケータイ司法書士」等です。

ただ、オートマシステムが暗記に向かないという短所を、オートマシステムの「合格に必要な細かい知識」を見落とさないような工夫することで克服できれば、サブテキストの重要性が落ちます。この場合は、オートマシステム本体と過去問題集「のみ」で合格できる可能性が少々高まると思います。

また、これも誤解を招いたかもしれませんが、上記オートマシステムのレビュー記事は前提として記述式を考慮していません。記述式についてはまた事情が異なります。記述式については後程、記事にさせていただく予定です。

もうひとつ、上記のお話は、独学を前提としたものです。山本浩司先生の講義では、情報量の少なさを補うための何らかの説明があるという可能性もあります。

それから、オートマシステムには、オートマプレミア、オートマ出るトコ1問1答という続巻があります。私はこれらの教材を使用しませんでしたが、これらの情報がオートマ本編の情報量の少なさを補う構成なのかもしれません。

以上、誤解を招いたようで申し訳ございませんでした。

何周したか?

さて、過去問題集を何周したかですが、私は科目によって使用していた過去問題集が異なります。そのため、使用した過去問題集も付記した上で回答させていただきます。科目ごとに過去問題集が異なる理由については、オートマ過去問のレビュー記事合格ゾーンとパーフェクト過去問題集のレビュー記事を参照してください。

それから、回した回数も科目ごとに異なります。

回数については、全ての問題を何周も解いたわけではなく、確実に正解できる肢には印を付けて飛ばしながら解いていました。

また、受験してからいくらか年数が経過しているため、失念してしまった部分もあることをご了承ください。

民法

使用した問題集:合格ゾーン

回した回数:10回~15回

不動産登記法(択一式)

使用した問題集:合格ゾーン

回した回数:10回前後

会社法/商業登記法(択一式)

使用した問題集:オートマ過去問

回した回数:5回~10回

民事訴訟法/執行法/保全法

使用した問題集:合格ゾーン

回した回数:5回前後

供託法/司法書士法

使用した問題集:オートマ過去問

回した回数:5回前後

刑法/憲法

使用した問題集:パーフェクト過去問題集

回した回数:1回のみ(1回のみなので回したとは言えない。)

刑法/憲法については、初見で全ての肢を正誤判断することができました。そのため、これ以上過去問題集を回す必要はないと判断しました。もっと言えば、過去問題集自体不要で、1回も解かなくても合格に必要な得点は取れると思いました。ただし、私はオートマ本編「だけ」を使っていたわけではなく、必出3300選も使っていたことに注意です。

不動産登記法(記述式)

使用した問題集:パーフェクト過去問題集

回した回数:2回

商業登記法(記述式)

使用した問題集:合格ゾーン

回した回数:2回

最後に

前記の通り、私は確実に正解できる肢には印を付けて飛ばしながら解いていました。

漫然と何度も何度も同じ過去問を繰り返しても学習になりません。また、科目によって過去問題集にどの程度力を入れればいいかも変わってきます。過去問題集は回した回数よりも、使い方が重要だと思います。

また、使用しているテキストにもよります。テキストによっては過去問から知識を拾う必要があるのですが、テキストが十分な量の情報を網羅していて、かつ過去問を引用しているのであれば、過去問題集を1周しかしない(あるいは1周もしない)という選択もあり得ます。

全ての人がこれだけの回数の過去問を回さなければ合格できないというわけではありません。

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