質問:司法書士試験の予備校はどこがお勧めですか?
これは非常によくいただく質問です。今回はこの質問について回答していきます。
有名予備校の一覧
まずは、司法書士試験を扱う有名な予備校(及び通信教育)を列挙してみます。
- LEC(東京リーガルマインド)
- TAC(早稲田セミナー)
- 伊藤塾
- 辰巳法律研究所
- 資格スクエア
- クレアール
- 東京法経学院
- アガルートアカデミー
- スタディング(通勤講座)
- 小泉司法書士予備校
- ユーキャン
私が知る限りでは以上です。
それではお勧めは?
特に無し
結論から言うと、特に無しです。
私は、予備校の講座を全く使わなかったわけではありませんが、ほぼ独学で合格しました。(「プロフィール」を参照してください。)
予備校の講座無しでも合格できると思ったため、私には特におすすめの予備校はありません。(ただし、模試だけは必要だというのが私の意見です。)
しかし、独学が万人にお勧めできるかと言えばそうとも思えません。この理由は後程記事にしますが、予備校を利用する場合でも、合格実績がある予備校でありさえすればどこでも良いと思っています。
司法書士試験は予備校の良し悪しよりも個人の努力の方がモノを言う試験です。予備校で差が付く可能性はゼロではありませんが、誤差の範囲だと思います。
実は、「この予備校は使いたくない!」というのが無くはないのですが、根拠が弱いため誹謗中傷になりそうです。なのでこの場では発言しません。
そもそも予備校を比較できる合格者は少ない
予備校の良し悪しを主張するためには、前提として複数の予備校を利用していることが必要です。
ですが、そういう合格者の方は少ないのです。
せいぜい2校ぐらいでしょう。
大抵の合格者は自分が利用していた予備校を推すか、私のようにどこでも良いという意見になると思います。
予備校をたくさん経験しているという方は、合格者であっても受験が長期化してしまった方であり、失礼ですが、短期合格を目指す方にとって、そういう方の評価はあまりアテになりません。
予備校を比較した情報
えっ、それは困る、予備校選びで悩んでいるんだ!という方のために、予備校を比較した記事を紹介します。5ヵ月合格で有名な松本雅典先生が書いたものですが、予備校講師による記事のため、中立的ではない可能性があるということをお断りしておきます。
強いて強いて挙げるなら
伊藤塾さんを推させていただきます。
これは、私が実際に伊藤塾さんの講座を利用していて、悪い講座ではないと思ったからです。(結局のところ、合格者は自分が利用していた予備校を推すのです。)
とは言え、本当に「強いて強いて挙げれば」というレベルです。伊藤塾さんの講座を取っていなくても十分合格できたと思います。
これも、「強いて強いて挙げれば」というレベルですが、個人的に注目している通信教育があります。
それはスタディング(通勤講座)です。
この通信教育は、すべてのコンテンツがスマホ上で完結するという特徴を持っています。
「はじめに」でも述べましたが、独学を想定したスマホで動作する教材を開発中です。スマホで動作することがウリという共通した特徴を持つため、スタディングの製品は最も競合するライバル製品となると認識しております。
また、こちらも「強いて強いて挙げれば」というレベルですが、テキストを外販している講座は損をしている感があります。司法書士試験は講義よりもテキストの方が圧倒的に重要で、個人の努力外の要素としてはテキストの質が9割を占めると考えております。そのため、テキストを外販している講座の場合、書店でテキストを買ってくればよく、講座を取るまでもないという考え方があります。(つまり、独学で十分ということ。)もっとも、テキストを外販していても、テキスト単体では使いにくく、講義が組み合わさることでテキストの価値が高まる部類のテキストもあるとは思います。
まとめ
お勧めの予備校は特に無しです。
強いて強いて挙げるなら伊藤塾さんを推させていただきます。
コメント