司法書士試験に速読は必要か?

受験以前
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こんにちは。九条です。

今回は「即独」ではなく、「速読」の話です。

司法書士試験に限らず、何かを勉強する上では、文字を読むのが速い人ほど有利だと言われています。

しかし、文字を読む速さには個人差があります。

中には「速読」と言って、常識では考えられないような速さで文字を読む特殊なスキルを備えた人たちもいます。

今回は、司法書士試験にどのくらいの「文字を読む速さ」が必要かを見ていきます。

あらゆる場面で文字を読むことが要求される。

司法書士試験では、あらゆる場面で文字を読むことが要求されます。

受験勉強の基本はテキストの読み込みです。あの分厚いテキストを何度も繰り返し読まなければなりません。

また、本試験で記述を解く際も長文の問題を読み解かなければなりません。

択一も同様です。肢ひとつひとつは記述に比べると文字数は少ないですが、正誤を判断するためには肢を読まなければなりません。択一で読む必要がある文字数は記述で読む必要がある文字数よりも多いです。

なので、迅速に文字を読めれば読めるほど有利だと考えられます。

司法書士試験にどのくらいの「文字を読む速さ」が必要か?

これは、管理人がどの程度の「文字を読む速さ」を持っているかを提示することで説明に替えさせていただきます。

こんな Web アプリがあります。速読スキルの広告動画が少々鬱陶しいですが、数分で終わるので試してみましょう。

読書速度ハカルくん – 日本速脳速読協会

このアプリを使うと、文字を読む速さを計測することができます。

計測した結果を、何文字/分の単位で提示し、偏差値まで出してくれます。

そして、肝心の私の結果ですが次のようになりました。(Twitter の方にも投稿しています。)

562文字/分 偏差値 46.37

めっちゃ遅いです…

読者様の多くの方が私よりも速く文字を読めたであろうと想像します。

つまり、司法書士試験で文字を読む速さはそれほど重要ではないのです。並みの速さで文字を読めれば十分です。

個人的にはこれは少々不可解で、最初に述べた通り司法書士試験ではあらゆる場面で文字を読むことが要求されますから、文字を読む速さが重要で、自分は速い方なのだろうと勝手に思っていました。

この「文字を読む速さ」で戦えるのか?

参考までに、管理人の模試、及び本試験の回答時間について述べさせていただきます。

模試では時間切れを起こしたことはありません。いつも最後まで回答しきって、かつ高得点を取っていました。

しかし、本試験では時間切れを起こしました。私が合格した年は商業登記の記述のボリュームが例年になく大きかったのです。

ただ、模試で良い点を取れてるんだから、このボリュームならどうせ周りも時間切れを起こしているだろうと思って、全く焦りませんでした。

最後に

そもそもの前提として、司法書士試験はあらゆる場面で文字を読むことが要求されるので文字を読むのが速い人ほど有利と考えましたが、この前提が正しくないかもしれません。

文字を読むのが速くても記憶に定着しやすいかと言えばそうとも限りません。

また、速く読めても思考と注意力が付いていかなければ、記述で重大なミスをしてしまう可能性もあります。

いずれにしても司法書士試験では並みの速さで文字を読めれば十分です。「速読」のような特殊なスキルも必要ありません。

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