こんにちは。九条です。
司法書士試験は覚えるべきことがべらぼうに多いため、記憶力が必要だと言われます。
司法書士試験に挑戦したいけど、自分には合格できるだけの記憶力が有るのか?疑問に思っている人は多いと思います。
そこで、受験するか迷っている方のために、具体的にどの程度の記憶力があれば合格できるかを提示させていただきます。
「司法書士試験にはどのくらいの学力が必要か?」の記事でも述べましたが、「やる気さえあれば、誰でもできる!」よりも「これくらいできるなら大丈夫ですよ。」の方が信用していただけると思います。
具体的に課題を提示するので、各自やってみてください。
案外簡単にできるはずです。挑戦しようとしている多くの方はこの課題をクリアできると思います。そして、面倒くさがらずに挑戦するだけ挑戦してみてください。受験生活が始まるとそれ以上に面倒くさいことが山のように待っています。(ただし、現在直前期にある方はやめておいてください。自己診断に時間を費やすぐらいなら勉強に邁進しましょう。)
最後にも述べますが、この課題をクリアできなかったとしても、受験を諦める必要はありません。あくまでも目安ですから。
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具体的にどの程度の記憶力が必要か?
これは、管理人がどの程度の記憶力を持っているかを提示することで説明に替えさせていただきます。
管理人は中学時代、学校に通いながら、その片手間に2週間で日本国憲法の前文を暗記し、何も見ずに言えるようにしたことが有ります。読者様が仕事をしながらこれを実行して、達成できるようであれば、司法書士試験合格に必要な記憶力は十分に備わっていると考えます。
重要なのは1字1句間違いなく暗記することです。分野によっては、そのレベルの暗記が要求されることが有ります。
以下、日本国憲法前文の引用です。これを完全暗記してください。
日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたつて自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであつて、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基くものである。われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。
日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。
われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。
日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。
紙媒体が良い人は六法を買うと良いでしょう。特に形から入りたい人は買いましょう。六法は後々使うことになります。後々を考えて選ぶなら有斐閣さんの「判例六法」がお勧めです。ただ、少々値が張ります。受験をまだ決意していなくて「ここでお金を掛けたくない。」という方には岩波さんの「セレクト六法」がお勧めです。
当時の私は、日本国憲法を読んで涙が出てきました。読んでいてそれだけ感動したからです。ここに書かれていることは、人類の宝だ。ここに書かれている理想に一歩でも近づきたい!そういう理由から暗記しています。このころから、法律に興味を持ち始めたと思います。
科学的に言うと、長期記憶、短期記憶等の区別がありますが、管理人は無知なため詳しくは立ち入りません。その意味では目安に過ぎない可能性が有ることをお断りさせていただきます。
最後に
この課題をクリアできなかったとしても、司法書士試験受験を諦める必要はありません。
「司法書士試験にはどのくらいの学力が必要か?」でも述べましたが、これはあくまでも目安です。この条件を満たしていなくても合格できる可能性はあります。
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